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犬に玉ねぎはなぜダメなのか?食べてしまった時の症状は?

投稿日:2018-08-04 更新日:

玉ねぎ、ニンニク

犬に玉ねぎを食べさせてはいけないということは、とても有名ですよね。
飼い主であれば、ほとんどの方が知っていますし、飼っていない方でも知っている人が多いと思います。

しかし、与えてはいけない理由や症状について知っている方は少ないのではないでしょうか?

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なぜダメなのか?

玉ねぎなどのネギ類には、有機チオ硫酸化合物という物質が含まれています。
人間にとっては、抗がん作用や免疫力アップなどが期待できる有益な物質ですが、犬にとっては、有害となってしまいます。

犬は、有機チオ硫酸化合物を消化することができず、さらに、この物質は赤血球中のヘモグロビンを酸化させ、酸素を運ぶことができないメトヘモグロビンへ変化させます。
そして、メトヘモグロビンが赤血球内に沈着して、ハインツ小体という病変を生成します。

このハインツ小体により、赤血球は破壊され(溶血という)、溶血性貧血(溶血による貧血)を引き起こします。
つまり、玉ねぎを食べると、赤血球が破壊されて、貧血状態になるということです。

症状

玉ねぎを食べてしまうと、以下のような症状が現れます。

・食欲がなくなる
・元気がない
・下痢
・嘔吐
・黄疸(白眼や粘膜が黄色くなる)
・血尿
・便の色の異常
・痙攣
・目の結膜が白くなる
・脈が早くなる
・呼吸困難    など

溶血性貧血になると、このような症状がみられます。
玉ねぎを摂取することで引き起こされる食中毒を、タマネギ中毒といいます。

犬は、個体差が様々なので、玉ねぎを食べても平気な犬もいれば、ほんの少量食べただけでも重症になってしまう犬もいます。
特に、柴犬や秋田犬は症状を発症しやすいようです。

症状が現れるまでの時間

玉ねぎを食べてからすぐに症状が発症するわけではありません。

個体差がありますが、症状が現れるまで、だいたい1日〜数日かかります。
食べてから時間差があるので、注意が必要ですね。

食べると危険な量

どれくらいの量の玉ねぎを食べたら中毒症状が現れるのでしょうか?

一般的には、体重1kgあたり20g程度だといわれています。
ちなみに、玉ねぎは中サイズで一個200gが平均です。

例として、トイプードル(平均体重3kg)では、玉ねぎ0.3個分が危険な量となります。
もちろん、個体差がありますので、同じ犬種でも、より少量で発症する場合もあります。

加熱してもダメ

玉ねぎは、生だけでなく、加熱したものでも与えてはいけません。
タマネギ中毒を引き起こす「有機チオ硫酸化合物」は、加熱しても消えることはありません。

ハンバーグやコロッケ、牛丼などのように、玉ねぎが入っている料理も与えるのはやめましょう。

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その他のネギ類

タマネギ中毒を発症するのは、玉ねぎだけではありません。

・長ネギ
・ニンニク
・ニラ
・らっきょう
・エシャロット
・ユリ根
・わけぎ
・アサツキ

以上のようなネギ類についても、玉ねぎ中毒は発症するので注意しましょう。
もちろん、以上の食材が使用されている料理も与えてはいけません。

食べてしまった時の対処法

もし、玉ねぎを食べてしまった場合には、速やかに動物病院へ電話し、相談するようにしましょう。
獣医に相談し、適切な指示を仰ぐようにしてください。

動物病院で受診すると、まず、玉ねぎを吐かせる処置が行われます。
また、胃洗浄や塩類下剤を使用する場合もあります。
症状がひどい場合には、輸血を行うことになります。

できれば動物病院を受診することが好ましいですが、時間外など受診できない場合もあると思います。

どうしても心配である場合には、吐かせることで応急処置をしましょう。
食塩を使う方法とオキシドールを使う方法があります。

食塩を使う方法

小型犬でスプーン1/2杯、大型犬でスプーン1杯の塩を舌の上に乗せます。

そうすると、勝手に犬が食塩を食べ、大量の水を飲むことで吐き出させることができます。

しかし、食塩は与えすぎると、食塩中毒になってしまいます。
そのため、応急処置の方法としては、次に紹介するオキシドールによる方法が良いと思います。

オキシドールを使う方法

3%オキシドール(市販されているものはほとんど3%ですが、念のため確認してください)をスポイトを使って、口の端から流し込みます。

口を塞いで、上を向かせると飲み込みます。

与える量の目安は、体重5kgにつき1ccです。

与えてすぐに吐く場合もありますが、15分程度経ってから吐くこともあるので、少し様子をみてください。

15分以上経っても吐かないなら、再度オキシドールを与えてください。
オキシドールは犬の胃を痛めるので、再度与えても吐かない場合は、応急処置を中止するようにしましょう。

食塩、オキシドールを使う応急処置は、玉ねぎを食べてから1時間以上経過していると意味がありませんので注意してください。

まとめ

犬
玉ねぎを与えてはいけないことは有名ですが、その他のネギ類についても気をつけてください。
料理に使用されている場合も、玉ねぎの成分が含まれているので危険です。

少量なら平気な場合も多いようですが、大量に食べてしまうと重症になることがあるので注意しましょう。

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