この記事で紹介するのは、国産の原材料を100%使用したドッグフード「マザープラス」です。
マザープラスを原材料や成分表などから評価していきたいと思います。
ここでは、「マザープラス チキン 成犬用」を例に紹介していきます。
実際に購入した飼い主の方の口コミなども紹介しているので、今後のドッグフード選びの参考にしてみてください。
マザープラスの概要
総合ポイント 3.4pt
商品名 | マザープラス チキン 成犬用 |
販売業者 | アニマル・ワン |
フードの目的 | 総合栄養食 |
タイプ | ドライタイプ |
添加物 | 不使用 |
穀物 | 小麦粉、玄米、大麦、ハト麦、もちきび、もちあわ、とうもろこし |
原産国 | 日本 |
対象年齢 | 成年期 |
原材料
好ましくない原材料は赤色で表示しています。
危険な原材料についてはこちらを参照ください。
成分表
成分表の見方についてはこちらを参照ください。
エネルギー(100gあたり):391kcal
マザープラスの評価
総合ポイント 3.4pt
原材料 | 4.5pt |
添加物 | 4.5pt |
アレルギー | 3.5pt |
成分 | 2pt |
コスパ | 2.5pt |
原材料:粗悪な原料を使用していないか?
危険な食材 | 特になし |
粗悪な原料は特に含まれていません。
ヒューマングレードを使用しているので、原材料の品質はとても高いです。
添加物:危険な添加物は使用していないか?
【危険な添加物】
エトキシキン(酸化防止剤) | なし |
BHA(酸化防止剤) | なし |
BHT(酸化防止剤) | なし |
合成着色料 | なし |
没食子酸プロピル(酸化防止剤) | なし |
ソルビン酸カリウム(保存料) | なし |
亜硝酸ナトリウム(発色剤) | なし |
プロピレングリコール(保湿剤) | なし |
グリシリジン・アンモニエート(甘味料) | なし |
危険性のある添加物は使われていません。
ビタミンやミネラルといった栄養添加物を使用していますが、素材だ毛では不足しがちな栄養を補うもので危険性はありません。
ちなみに、発酵調味液とは糖質を原料に発酵させたもので食品添加物でなく食品素材に該当するものです。
アレルギー:アレルギーになりやすい食材を使用していないか?
【アレルギーの原因になりやすい食材】
牛肉 | なし |
小麦 | あり |
とうもろこし | なし |
大豆 | なし |
乳製品 | なし |
アレルギーの原因となりやすい食材として小麦が含まれています。
小麦は全体の12〜13%程度のワンちゃんがアレルギーを持っているといわれています。
もし愛犬がアレルギーを持っている場合は、他のフードを利用するようにしてください。
成分:栄養バランスは?
成分 | 数値 | 高〜低 |
タンパク質 | 19.8%以上 | 低め |
脂質 | 9.9%以上 | 低め |
繊維質 | 0.5%以下 | 低め |
灰分 | 3.9%以下 | 低め |
水分 | 10.0%以下 | ー |
カロリー | 391kcal/100g | 高め |
AAFCOの最低要求量は満たしているものの、もう少しタンパク質と脂質が高い方が望ましいです。
穀物の使用量が多く、炭水化物の含有量が高いです。
コスパ:価格は適切か?
価格 | 2,756円(税込)※Amazon |
容量 | 1.0kg |
100gあたりの価格 | 275円 |
100gあたり275円と比較的高めの価格となっています。
国産・無添加でヒューマングレードを使用しているので妥当な価格だといえます。
マザープラスの特徴
第一主原料は鶏肉
第一主原料には、国産の鶏肉を使用しています。
鶏肉は動物性タンパク質を豊富に含んでいるので、健康維持に必要な栄養を十分に摂ることができます。
また、消化吸収に優れているので、内臓への負担が少ないのも特徴です。
人工添加物は無添加
原材料には、合成着色料や合成保存料などの人工添加物は使用されていません。
人工添加物を使用しているドッグフードは、アレルギー反応を引き起こしたり健康に害を与える恐れがあります。
愛犬の健康を考えると、人工添加物は無添加の方が望ましいです。
原料はヒューマングレード
使用している原料は、すべてヒューマングレードのものを使用しています。
ヒューマングレードとは、人間が食べることができる品質という意味です。
粗悪な原料は使用していないので、非常に安全性が高いです。
多数の穀物を使用
原材料に、小麦粉、玄米、大麦、ハト麦、もちきび、もちあわ、とうもろこしと多くの穀物が使用されています。
犬は穀物を消化しにくいと言われますが、製造過程で消化しやすい状態になっているので問題ありません。
ただ、穀物は炭水化物を多く含んでいるので過剰摂取には注意が必要です。
多く摂りすぎると、肥満や糖尿病などのリスクが上がります。
また、アレルギーにも気をつける必要があります。
犬は穀物にアレルギーを持っていることが多く、特に小麦粉はアレルギーになりやすい食材として知られています。
愛犬が穀物アレルギーの場合は、グレインフリーのフードを選ぶようにしましょう。
タンパク質・脂肪が低め
成分含有率が、タンパク質が19.8%、脂肪が9.9%と低めの数値となっています。
そのため、運動量が多い大型犬等には向いていないフードとなっています。
逆に、運動量が少ないワンちゃんや太り気味なワンちゃんに向いているフードとなっています。
口コミ・評判
よく食べてくれるので、しばらく利用してみようと思います。
国産の食材を使用している点も気に入っています。
値段が高いのがネックですが、良い食材を使っているので仕方ないです。
1ヶ月様子を見てみましたが、食いつきは悪いままです。
食いつきも好評で、購入された方の多くが満足しているようです。
価格は高めですが、国産ということで納得されて購入しているようです。
一部ですが、食いつきが悪く合わないワンちゃんもいるようです。
粒の大きさ
直径が約0.8cm、厚さが約0.3cmで直方体の形状をしています。
ドッグフードの中でも小粒なので、小型犬でも食べやすいサイズです。
フードを丸呑みしがちなワンちゃんにもおすすめの大きさです。
与え方
「マザープラス チキン 成犬用」の1日あたりの給与量は以下になります。
体重 | 給与量 |
1kg | 28g |
2kg | 48g |
3kg | 65g |
4kg | 81g |
5kg | 95g |
6kg | 109g |
7kg | 123g |
8kg | 146g |
9kg | 148g |
10kg | 161g |
11kg | 172g |
12kg | 184g |
13kg | 196g |
14kg | 207g |
15kg | 218g |
16kg | 229g |
17kg | 239g |
18kg | 250g |
19kg | 260g |
20kg | 270g |
こちらの数値を参考に与えるようにしましょう。
ただし、個体差によって変わるので目安として考えるようにしてください。
適切な給与量は犬種、性別、年齢、運動量などによって異なります。
体重の増減や便の状態などを見ながら調整していくようにしてください。
ドッグフードの切り替え方
ドッグフードを切り替える時は、徐々に新しいものへ切り替えていくことをおすすめします。
急に新しいドッグフードに切り替えると、場合によっては下痢や嘔吐などを引き起こすことがあります。
愛犬の身体への負担を軽減させるためにも、便の状態や体調などを見ながら少しずつ新しいフードに慣れさせるようにしてください。
1〜3日目
前のフードをメインに新しいフードを少量ずつ混ぜる。
4〜6日目
新しいフードの割合を少しずつ増やしていく。
7〜10日目
最終的に新しいドッグフードのみにする。
お腹の弱いワンちゃんには、もう少し時間をかけて切り替えるようにしてください。
賞味期限と保存方法
愛犬のためにも、賞味期限を守り、適切な方法で保存するようにしてください。
マザープラスの賞味期限
マザープラスは、開封してから1ヶ月以内に使い切るようにしてください。
賞味期限が切れてしまったドッグフードは、愛犬の健康を損なう可能性があるので与えないようにしましょう。
上記の期限は、正しい方法で保存した場合の日付である点に注意してください。
正しい保存方法
ドッグフードが酸化しないために、できるだけ空気に触れさせないようにすることが大切です。
マザープラスはパッケージにチャックがついているので、中の空気を抜いてチャックをしっかり閉めるようにしてください。
保管場所は、劣化を防止するために冷暗所に保管してください。
冷暗所とは、多温多湿にならず直射日光の当たらない場所のことです。
冷蔵庫で保存する方もいるようですが、ドライフードは冷蔵庫で保存するのは避けるようにしてください。
外と冷蔵庫内の温度差によって結露が生じ、カビが発生することがあります。
ドライフードは、できるだけ常温で保存するようにしましょう。
商品ラインナップ
マザープラスには、以下のラインナップがあります。
- チキン味幼犬用
- チキン味成犬用
- チキン味シニア犬用
- ポーク味
- まぐろ味
まとめ
マザープラスについて評価しました。
国産でヒューマングレードの原材料を使用している点は良いですが、穀物の使用量が多い点が気になります。
しかし、原材料の質は高いので穀物にアレルギーを持っていないのであれば試してみても良いと思います。