カナガンドッグフードは、チキンを主原料にしたイギリス産のグレーンフリードッグフードです。
とても有名なドッグフードなので、気になっている方も多いと思います。
ドッグフード選びにおいて、成分表はとても重要なチェックポイントの一つです。
この記事では、カナガンドッグフードの成分表を徹底分析したいと思います。
カナガンドッグフードの基本情報
商品名 | カナガンドッグフード |
販売業者 | 株式会社レティシアン |
フードの目的 | 総合栄養食 |
タイプ | ドライタイプ |
価格 | 4,356円(税込) |
容量 | 2.0kg |
原産国 | イギリス |
対象年齢 | 全年齢対象 |
✔︎原材料
✔︎成分表
エネルギー(100gあたり):約361.25kcal
タンパク質
カナガン | 33% |
モグワン | 28% |
ナチュロル | 23-27% |
アランズ | 20% |
タンパク質は、皮膚・筋肉・内臓など体の組織を構成する非常に重要な栄養素です。
タンパク質が不足すると、皮膚が荒れる、毛が細くなる、抜け毛が多くなるなどの影響があります。
愛犬の健康維持を考えると、タンパク質は25%以上含まれているものが望ましいです。
タンパク質は高め
カナガンは、タンパク質が33%と非常に高タンパクなドッグフードとなっています。
一般的なドッグフードは20%台であることが多いので、カナガンはタンパク質が豊富に含まれていることが分かります。
カナガンは主原料のチキンを50%以上使用しているので、動物性タンパク質が多く含まれています。
動物性タンパク質はアミノ酸のバランスが良く、犬にとって最適なタンパク源です。
高タンパクなドッグフードは腎臓に悪い?
高タンパクなドッグフードは腎臓に悪いと聞いたことがある方もいるかもしれません。
人間であれば高タンパクすぎる食事は腎臓に負担をかけますが、犬については間違った認識です。
重要なのはタンパク質の含有量ではなく品質です。
高品質なタンパク質であれば、犬の腎臓に負担をかけることはありません。
カナガンは良質なタンパク源を使用しているので、安心して利用することができます。
脂質
カナガン | 17% |
モグワン | 12% |
ナチュロル | 7-9% |
アランズ | 12.5% |
脂質は、体温の維持やビタミン類の消化・吸収など大事な役割を果たします。
脂質を摂りすぎると肥満等のリスクが上がりますが、逆に不足すると免疫力の低下や皮膚炎の原因となります。
一般的な成犬であれば、15%前後含まれているものが望ましいです。
カナガンは脂質が高め
カナガンは脂質が17%と高めとなっています。
高脂質なドッグフードなので、パピー犬や運動量の多いワンちゃんに向いています。
シニア犬や運動量の少ないワンちゃんには脂質高いので、肥満等には注意が必要です。
繊維質
カナガン | 3.5% |
モグワン | 3% |
ナチュロル | 2-4% |
アランズ | 6% |
繊維質には水溶性と不溶性がありますが、水溶性食物繊維は測定することができません。
そのため、成分表示されているものは不溶性食物繊維となります。
不溶性食物繊維は腸を刺激して蠕動(ぜんどう)運動を活発にすることで便通を促す効果があります。
しかし、過剰に摂取すると便秘になる恐れがあります。
繊維質については、3〜5%前後含まれているものが望ましいです。
繊維質は平均的
カナガンには、繊維質が3.5%含まれています。
一般的なドッグフードと比べても平均的で最適な含有量となっています。
灰分
カナガン | 9% |
モグワン | 8% |
アランズ | 7% |
灰分とはミネラルのことを意味し、体の調子を整える働きがあります。
主なものとしてカルシウム・マグネシウム・ナトリウム・リン・カリウムなどがあり、体の機能の維持に重要な役割を果たします。
灰分については、7%前後のものが望ましいです。
灰分は高め
カナガンは灰分が9%と高めとなっています。
灰分は摂りすぎると、尿路結石などのリスクが高まります。
カナガンは健康上特に問題ない範囲ですが、結石ができやすいワンちゃんは注意が必要です。
カロリー
カナガン | 361.25kcal |
モグワン | 344kcal |
アランズ | 399kcal |
カロリーとは、体を動かすために必要なエネルギーを単位にしたものです。
運動量の多いワンちゃんは、それだけ多くのカロリーが必要となります。
消費するエネルギーよりも多くのカロリーを摂取すると、体内で脂肪として蓄積されます。
カロリーが足りないと、必要なエネルギーが不足し病気になりやすくなります。
一般的なドッグフードは、100gあたり330〜360kcalのものが多いです。
カロリーは少し高め
カナガンのカロリーは若干高めとなっています。
パピー犬や成犬であれば問題ありませんが、シニア犬に与えるには少し高めです。
まとめ
カナガンは高タンパクなドッグフードで、脂質やカロリーも比較的高めとなっています。
パピー犬や運動量の多いワンちゃんに向いているフードだといえます。
炭水化物についても32.5%と低めで適切な数値です。
灰分が高めとなっていますが、一般的なワンちゃんであれば特に問題ない範囲です。