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ドッグフードの基本

ドッグフードの危険な酸化防止剤(エトキシキン、BHA、BHT)

投稿日:2018-08-02 更新日:

犬
酸化防止剤と聞いて、どのようなイメージを抱きますか?
おそらく、あまり良い印象を持たない人が多いと思います。

しかし、販売されている多くのドッグフードには、酸化防止剤が含まれています。
酸化防止剤には、どのような危険性があるのでしょうか?

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酸化防止剤とは

酸化防止剤は、製品中の成分の酸化を抑えるために使用される抗酸化物質です。

犬にとって、脂肪は必要不可欠な栄養素なので、ドッグフードには、脂肪が必ず含まれています。
脂肪は、酸素に触れたり、光に当たることで、酸素と化合して酸化してしまいます。

酸化すると、ドッグフードの風味や色が劣化し、さらに、有害な過酸化物や発がん性物質が生成されます。

酸化したドッグフードは、栄養価が低下し、また、過酸化物を食べることで食中毒や消化器障害を引き起こす可能性があります。

このように、酸化してしまうと犬の健康に害を及ぼす可能性が高くなるので、酸化を抑制するために酸化防止剤が添加されているのです。

酸化防止剤は危険?

酸化防止剤は危険だという声を聞きますが、果たして本当に危険なのでしょうか?

結論としては、全ての酸化防止剤が危険というよりも、使用されている酸化防止剤によるといえます。

酸化防止剤は、ドッグフードの酸化を抑制する目的で使用されるので、ドッグフードにとって有益なものであるといえます。

しかし、酸化防止剤には、毒性が強く、安全性が低いものがあります。
このような酸化防止剤を使用しているドッグフードは、犬の健康を害する可能性が高くなるので、選ばない方が良いでしょう。

酸化防止剤には、天然由来の天然酸化防止剤と、人工的に作られた合成酸化防止剤があります。
天然酸化防止剤は、安全性は高いが酸化防止効果が弱く、合成酸化防止剤は、安全性は低いが酸化防止効果が強い傾向がみられます。

そのため、天然酸化防止剤は、開封後は早めに使い切る必要があります。
対して、合成酸化防止剤は、酸化防止という点については優れていますが、犬の健康を考えると避けてた方が良い防止剤があるのも事実です。

危険な合成酸化防止剤

エトキシキン

エトキシキンは、1953年にゴムの固定剤として開発されました。
除草剤や駆除剤などにも使用されている抗酸化物質です。

日本では、人間の食品への添加物として使用するのが禁止されています。
それだけでなく、農薬や家畜の飼料への使用も禁止されています。

ペットフード安全法では、使用量が75ppm以下という条件で、ドッグフードへの使用が認められています。(エトキシキン、BHA、BHTの合計で150ppm以下)
しかし、この基準量は、人間が1日に摂取が許される量の何十倍もの数値になります。

とても毒性の高い抗酸化物質なので、エトキシキンが含まれているドッグフードは与えない方が良いでしょう。

BHA(ブチルヒドロキシアニソール)

元々ガソリンの酸化防止のためにつくられた化学物質ですが、食品にも有効であることが分かり、1954年に食品添加物として認可されました。
それから、食用油脂やバター、マーガリンなど広く使用されてきた。

名古屋大学による動物実験で、発がん性があることが確認されましたが、欧米からの圧力により、全面的な使用の禁止とはなっていません。

日本では、エトキシキン、BHA、BHTの合計で150ppm以下のドッグフードへの使用が認められています。

BHAに発がん性があることが確認されていますが、通常では摂取することのない相当な量を与えた場合だそうです。

つまり、基準量をしっかり守っていれば、問題視しなくても良いと考えられます。

しかし、発がん性が確認されたことは事実ですし、長期的に与えた場合の影響も不確かではあるので、心配な方は避けた方が良いでしょう。

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BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)

1940年頃から、石油用の酸化防止に使用されるようになり、日本では、1956年から食品添加物としての使用が認められました。

発がん性は確認されていませんが、変異原性が認められていて、催奇形性の疑いもあるため食品への使用が疑問視されています。

現在でも、日本では、チューインガムや魚介乾燥品、バターなどへの限定的な使用が認められており、ドッグフードについては、エトキシキン、BHA、BHTの合計で150ppm以下の使用が認められています。

没食子酸プロピル

抗酸化作用が強力であるという特徴があり、バターなどの油脂類に用いられることがあります。

染色体異常や変異原性が認められており、安全性が不確かな部分があります。

選び方

上記の危険な合成酸化防止剤を含んでいるドッグフードもたくさん店頭に並んでいます。
しかし、ペットフード安全法による安全基準が守られているので、一概に全てが危険だとは言い切れません。

ただ、合成酸化防止剤の安全性が低いことは確かであり、長期的に毎日与え続けた影響も疑問視されるところです。

やはり、愛犬の健康を考えると、安全性の高い天然酸化防止剤を選んだ方が良いと思います。

・ミックストコフェロール
・ローズマリー抽出液
・ビタミンC(アスコルビン酸)
・ビタミンE(トコフェロール)
・クエン酸
・緑茶抽出液(カテキン)
・コーヒー豆抽出液(クロロゲン酸)

上記ような天然酸化防止剤を使用しているドッグフードを選ぶことで、より愛犬の健康は守られるでしょう。

まとめ

白い犬
酸化防止剤は、ドッグフードの酸化を防ぐ重要な役割を持っているので、全てが悪というわけではありません。

酸化防止剤の中には、安全性が疑問視されるものがあるので、より安全性の高いものを選ぶようにすると良いと思います。

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